想い出のFF7

セフィロスの目撃情報を元に、一行はゴールドソーサーを訪れた。 かつて焼き払ったコレル村 を隠すかのように、神羅が村の真上に建造した一大娯楽場である。落ち込むバレットの事はひとまず置いて、館内遊覧するクラウド達。そこに奇妙な占いマシーン･･･ケット・シーが強引に付いて来る。やがて思わぬ事件が･･････。

コレル山 のふもとに広がる北コレルの村を訪れた一行は、バレットが村の住人達に「死神」と罵倒されるところを目撃する。ここは、神羅カンパニーの襲撃から生き延びたコレル村民の集落だった。彼等は、テントや崩れかかった廃屋で暮らしながら、ガラクタを売る事で生活している。片隅の区画には 神羅の娯楽施設 へ行く為のロープウェイ乗り場が有る。

セフィロスはコレル山を越えてゴールドソーサーへ･･･という情報を頼りに、魔晄炉のそびえるコレル山を西へ進むクラウド達。ここは、かつて石炭の産地として栄えていたが、現在は放置された炭坑列車の線路が、僅かにその面影を残すのみとなっている。

照りつける太陽と潮風が心地よい常夏の海岸に作られたリゾート地コスタ・デル・ソルは人気の観光地となっており、水着のまま歩く人やサーフボードを抱えた人が数多く見られる。木造やレンガ造りの施設も、この地の特徴の一つ。 ジュノン との間には運搬船が往来し、西の玄関口としての顔も持つ。

歓迎式典 のどさくさに紛れて神羅の運搬船へ潜り込む事に成功した一行。乗組員に変装したまま、 コスタ・デル・ソル まで、しばしの船旅を楽しむが、またしても惨劇が起こる。行く先々で事件を引き起こす黒マントの人物とは、やはりセフィロスなのか？

東側と西側の大陸の唯一の接点である神羅の軍事都市ジュノンは、突然訪れた新社長ルーファウスを歓迎するために大わらわだった。ルーファウスは、セフィロスを追って運搬船で西へ向かおうとしているらしい。クラウド達も西側の大陸へ渡るべく、密航作戦を練る。ジュノン空港は アンダージュノン の真上にあり、高速飛空艇ハイウィンドや輸送艇が停泊しているほか、兵士の控え室もある。アルジュノンとエルジュノンは神羅の兵舎や各種店舗が立ち並び、ルーファウス歓迎パレードの垂れ幕が掲げられている。

かつて有数の漁村だったアンダージュノンは、神羅が村の真上に要塞を建設して以来、海の汚染が進み衰退した。すっかり寂れてしまった今では住人のほとんどが老人だ。のどかな風景が辛うじて残っているが、あちこちで要塞を支える高圧電流の流れる鉄塔が物々しい。

  ミスリルマイン を出たクラウド達は、目の前にそびえる要塞コンドルフォートへ。上は古びた魔晄炉、その上にコンドルの巣がある。ここの住人は、ヒュージマテリアを狙う神羅の手から、コンドルとその卵を守るために岩山をくり抜いて、この要塞を築き上げた。しかし、住人の数が余りに少なく、傭兵の力を借りて耐えしのいでいる。

巨大な蛇・ミドガルズオルムが生息する湿地帯 を抜けると廃坑ミスリルマインがある。ミスリルの産地として賑わったこの鉱山も、今ではモンスターの巣窟だ。その行く手に現れたのは、またしてもタークスだった。だが、約束の地を手に入れようとする神羅はセフィロスの追跡に集中しており、クラウド達を相手にしようとしない。

チョコボファームは、ミッドガルの南東に広がる大草原にあるチョコボの牧場で、老人と二人の孫が経営している。近くの湿地帯を渡ろうとする人にチョコボを紹介し、チョコボを捕獲するためのマテリアや野菜を売って生計を立てている。チョコボは人間を遙かにしのぐ脚力を誇り、旅人達の交通手段として重宝されている。

旅の目的を再確認したクラウド達は、セフィロスを追う決意も新たに、カームを出発する。カームはミッドガルの様に、魔晄エネルギーに頼って生活している町。魔晄炉は無く、ミッドガルから供給されたエネルギーを貯蔵タンクに蓄えて利用している。周囲に高い壁が有るのは、モンスターの侵入を防ぐためと思われる。

  ニブルヘイムに戻ると、セフィロスは神羅屋敷にこもり、地下室で研究資料を読みふけった。そして自分がジェノバ・プロジェクトで創られた古代種セトラと思い込み、事件を起こした。彼は村を焼き、村人を斬り払い、「母に会う」ため、再び魔晄炉へ向かった。

  ニブル山の寒々とした空気の中、複雑に入り組んだ山道を進んだ一行は、ニブル魔晄炉に到着した。そこで、魔晄炉の動作異常の原因とともに、モンスターを生み出していた実態が明らかになる。

５年前、神羅カンパニーの任務で、セフィロスとともに訪れた故郷ニブルヘイムの様子をクラウドが回想する。