伍番街スラムの教会(エアリスとの再会)

五番街スラムの教会にて、目を覚ましたクラウド。目の前には花売りのエアリスが居た
レノと神羅兵から逃げるため、教会の奥に出たクラウド。 レノの一味から教会の屋根に逃げおおせたクラウドとエアリス

伍番街プレートから落下したクラウドは、気が付くとスラムの教会で、以前出会った花売りの女性・エアリスに介抱されていた。クラウドは「デート1回」を報酬に、神羅の男達に追われている彼女のボディーガードを引き受けた。教会には日光が差し込み、魔晄炉によって枯れた筈の大地から花が咲き、荒廃しきったスラムの小さなオアシスのよう。

膝を擦りむいた時
クラウドが伍番魔晄炉から落ちて気を失っている時、彼の頭の中で声が響く。「あの時はひざを擦りむいただけで済んだけど」の「あの時」とは、12年前、ニブル山の吊り橋から落ちた時のこと。声の主は12年前の記憶を持つクラウド自身。
『 ・・・・・・大丈夫か?』
『・・・・・・聞こえてるか?』
クラウド:・・・・・・・・・・・・ああ
『あの時は・・・・・・ヒザすりむいただけですんだけど・・・・・・』
クラウド:・・・・・・あの時?
『今度はどうかな? 起きられるか?』
クラウド:・・・・・・あの時? ・・・・・・今度は?
『・・・・・・気にするな。今は身体のことだけ考えるんだ』
『・・・・・・身体、動かせるか?』
クラウド:・・・・・・やってみる
エアリス:あっ!動いた!
『・・・・・・どうだ?』
『ゆっくりな。少しずつ少しずつ・・・・・・』
エアリス:もしもし?
クラウド:・・・・・・わかってるさ
クラウド:なあ・・・・・・あんた、誰だ?
エアリス:もしも~し!

エアリスとの再会
気を失っていたクラウドは、女性の呼び声で目を覚ます。伍番街スラムの教会に落下したが、花畑がクッションになり、助かった。介抱していたのは、八番街で出会った花売り・エアリスで、クラウドとの再会を喜んだ。彼女が母にもらったマテリアは、特別な白マテリア『ホーリー』。
エアリス:だいじょぶ?
エアリス:ここ、スラムの教会。5番街よ
エアリス:いきなり、落ちてくるんだもん。おどろいちゃった
クラウド:・・・・・・落ちてきた
エアリス:屋根と、花畑、クッションになったのかな。運、いいね
クラウド:花畑・・・・・・あんたの花畑?
クラウド:それは悪かったな
エアリス:気にしないで。お花、けっこう強いし ここ、特別な場所だから
エアリス:ミッドガルって 草や花、あまり育たないでしょ?  でも、ここだけ花、さくの
エアリス:好きなんだ ここ
エアリス:・・・・・・また、会えたね
エアリス「・・・・・・おぼえてないの?」、クラウド「(会ったことがある・・・)」
クラウド:ああ、覚えてるさ。花を売ってたな
エアリス:あっ!うれしいな~!
エアリス:あのときは、お花、買ってくれてありがと
エアリス:ね、マテリア、持ってるんだね
エアリス:わたしも持ってるんだ
クラウド:今はマテリアはめずらしくもなんともない
エアリス:わたしのは特別。だって、何の役にも立たないの
クラウド:・・・・・・役に立たない? 使い方を知らないだけだろ?
エアリス:そんなこと、ないけど・・・・・・でも、役に立たなくてもいいの
エアリス:身につけてると安心できるし お母さんが残してくれた・・・・・・
エアリス:ね、いろいろ、お話したいんだけど どうかな?
エアリス「せっかく、こうして また、会えたんだし・・・・・・ね?」、クラウド「ああ、かまわない」
エアリス:じゃ、待ってて。お花の手入れ、すぐ終わるから
エアリス:も~すこし待ってて
エアリス:あ!
エアリス:そういえば、まだだった
エアリス:おたがい、名前、知らないね
エアリス:わたし、花売りのエアリス。よろしくね
クラウド:俺はクラウドだ
クラウド:仕事は・・・・・・仕事は『なんでも屋』だ
エアリス:はぁ・・・・・・なんでも屋さん
クラウド:なんでもやるのさ
エアリス:何がおかしい!どうして笑う!
エアリス:ごめんなさい・・・・・・でも、ね

エアリスのボディーガードに
会話を弾ませる二人の前に怪しい男が現れ、エアリスは「デート1回」を報酬にクラウドにボディーガードを依頼する。
エアリス:クラウド!かまっちゃダメ!
エアリス:ねえ、クラウド。ボディーガードも仕事のうち?
エアリス:何でも屋さん、でしょ?
クラウド:・・・・・・そうだけどな
エアリス:ここから連れ出して。家まで、連れてって
クラウド:お引き受けしましょう。しかし、安くはない
エアリス:じゃあねえ・・・・・・
エアリス:デート、1回!

クラウドとタークス
クラウドは、諜報部隊「タークス」の一員・レノに見覚えを感じる。神羅兵時代にタークスと行動する事が有ったのか、ザックスの記憶が混じっての事か、「ソルジャー」としての記憶を正当化しようとしてジェノバ細胞の補完能力が働いた可能性もある。
クラウド:どこの誰だか知らないが・・・・・・
クラウド:知らない・・・・・・?
『・・・・・・知ってるよ』
クラウド:そうだ・・・・・・俺は知っている
クラウド:その制服は・・・・・・
レノ:・・・・・・おねえちゃん こいつ、なんか変だぞ、と
クラウド:だまれ! 神羅のイヌめ!
神羅兵:レノさん!やっちまいますか?
レノ:考え中だぞ、と
エアリス:ここで戦ってほしくない! お花、ふまないでほしいの!
エアリス:出口、奥にあるから

教会の奥に向かったクラウドとエアリスを追うレノ
エアリスが育てた花は枯れかけた土地で奇跡的に咲いている。上から落ちてきたクラウドを受け止めるほどの強さと、レノが歩くだけでぐしゃぐしゃになるモロさを併せ持つ。
レノ:あれは・・・・・・魔晄の目
レノ:ま、いいかぁ。お仕事お仕事、と
レノ:あっ!
レノ:お花、ふまないでね・・・・・・だと
神羅兵:レノさん、ふんだ! 花、ぐしゃぐしゃ~! 怒られる~!

レノはエアリスを「古代種」と呼び、射撃命令を出す。
エアリスは床から足を踏み外すが、ロケットが滑り台となり、無傷で済んだ。このロケットは神羅カンパニーが試作し、事故で墜落したもの。
レノ:いたぞ、あそこだ!
エアリス:クラウド、あれ!
クラウド:わかっている。どうやら見逃すつもりはないようだな
エアリス:どうしよう?
クラウド:つかまるわけにはいかないんだろ? それなら、答えはひとつさ
クラウド:さあ、エアリス。こっちだ
クラウド:だいじょうぶだ。俺が受け止めてやる
エアリス:わかったわ。しっかり受け止めてね
レノ:古代種が逃げるぞ!撃て、撃て! あ、撃つな!
エアリス:きゃあっ!
クラウド:エアリス!
レノ:やっちまったかな、と。 抵抗するからだぞ、と

神羅兵に追い詰められたエアリスを救出
クラウドは上から樽を落とし、彼女を援護しつつ、安全な場所へ誘導する。
エアリス:クラウド、助けて!
クラウド:くそっ!
クラウド:あれは・・・・・・?
クラウド:エアリス! しばらく待っていろ!
クラウド:『タル』がある。これを押してやれば・・・・・・
『タル』を押す
神羅兵:ぐわっ!
エアリス:ありがとう、クラウド
エアリス:きゃあっ!
エアリス:クラウド、助けて!
クラウド:エアリス! しばらく待っていろ!
クラウド:『タル』がある。これを押してやれば・・・・・・
『タル』を押す
神羅兵:ぶべっ!
エアリス:ありがとう、クラウド
エアリス:クラウド、助けて!
クラウド:エアリス! しばらく待っていろ!
『タル』を押す
神羅兵:のわっ!
エアリス:ありがとう、クラウド
クラウド:エアリス、こっちだ

教会の屋根
二人は屋根裏を伝い、どうにか追っ手から逃げおおせた。エアリスは、以前から神羅に狙われていたようだ。
エアリス:フフフ・・・・・・まださがしてるね
クラウド:初めてじゃないな? やつらが襲ってきたのは?
エアリス:・・・・・・まあ、ね
クラウド:タークスだよ、あいつらは
エアリス:ふ~ん・・・・・・
クラウド:タークスは神羅の組織。ソルジャーの人材をみつけだしスカウトするのが役目だ
エアリス:こんなに乱暴なやりかたで? まるで人さらいみたい
クラウド:それにウラじゃ汚いことをやっている
クラウド:スパイ、殺し屋・・・・・・いろいろだ
エアリス:そんな顔してるね
クラウド:でも、どうしてあんたがねらわれる? 何かわけがあるんだろ?
エアリス:う~ん・・・・・・べつに。 あ、わたしソルジャーの素質があるのかも!
クラウド:そうかもな。なりたいのか?
エアリス:どうかな~。でも、あんなやつらにつかまるのはイヤ!
クラウド:それじゃあ、行くぞ!

伍番街スラム
街の周辺には、廃品の山があり、子供達の格好の遊び場になっている。
エアリス:待って・・・・・・ちょっと待ってってば!
エアリス:ハア・・・・・・ ハア・・・・・・
エアリス:ひとりで・・・・・・さきに・・・・・・行っちゃうんだもん・・・・・・
クラウド:おかしいな・・・・・・
クラウド:ソルジャーの素質があるんじゃなかったか?
クラウド:もう! いじわる!
エアリス:ねえ・・・・・・クラウド。 あなた、もしかして・・・・・・ソルジャー?
クラウド:・・・・・・・・・・・・
クラウド:・・・・・・元ソルジャーだ。どうしてわかった?
エアリス:・・・・・・あなたの目。その不思議な輝き・・・・・・
クラウド:そう、これは魔晄を浴びた者・・・・・・ソルジャーのあかし
クラウド:だが、どうして、あんたがそれを?
エアリス:ちょっと、ね
クラウド:ちょっと・・・・・・?
エアリス:そ、ちょっと!
エアリス:さ、行きましょ! ボディーガードさん!
エアリス:フ~!やっとおりられた! さて、と・・・・・・
エアリス:こっちよ、わたしの家は。あの人たちが来ないうちに急ぎましょ

その他の場面
教会でクラウドとエアリスの前に現れたレノ
教会に入ったレノと神羅兵
エアリスを追い詰める神羅兵
エアリスが登ってくるのを屋根裏で待つクラウド
教会の屋根裏から外に出るクラウドとエアリス
教会の屋根から、エアリスの家に向かう
廃品だらけの五番街スラムに立つクラウド
廃品だらけの五番街スラムに立つクラウド
廃品だらけの五番街スラムに立つエアリス
廃品の上を飛んで移動するエアリス
廃品の上で話すクラウドとエアリス
伍番街の道に出たクラウドとエアリス

動画で見てみる▼

BGM:♪教会に咲く花、♪タークスのテーマ、♪急げ!、♪腐ったピザの下で
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