北コレル(バレットの過去)

北コレルに着いたクラウド達 ロープウェイ乗り場でバレットの話を聞く仲間達 4年前のコレル村 魔晄炉建設を進めるため、ダインを説得する神羅・コレル村長・バレット

コレル山のふもとに広がる北コレルの村を訪れた一行は、バレットが村の住人達に「死神」と罵倒されるところを目撃する。ここは、神羅カンパニーの襲撃から生き延びたコレル村民の集落だった。彼等は、テントや崩れかかった廃屋で暮らしながら、ガラクタを売る事で生活している。片隅の区画には神羅の娯楽施設へ行く為のロープウェイ乗り場が有る。

北コレルに着くと
コレル山を越え、ふもとにある北コレルという荒れ果てた集落に入った途端、バレットが村人達に怒鳴りつけられた。彼は村人の非難を黙って受ける。何か深い理由が有るようだ・・・。
村人:きっ、きさまは・・・・・・
村人:オーイ!! ヤツが、戻って来やがったぜ!
バレット:ここで、待っててくれ・・・・・・
村人:ケッ! また、バレット様に会えるとは思ってもみなかったぜ
村人:向こうにいるヤツらはテメエのツレなのか?
村人:フン、気の毒に! 何せ、バレットという死神に取り憑かれているんだからな
村人:どのツラ下げて、戻って来たんだ?
村人:見てみろ! お前のせいで北コレルはガレキの町になっちまった・・・・・・
村人:何とか言ったらどうなんだ!
村人:自分がやった事を忘れたんじゃねぇだろうな?
バレット:・・・す、すまん・・・
村人:チッ、面白くねぇ!
村人:こんなデクノボウに構ってるとロクな事がねぇな!
バレット:聞こえただろ・・・ オレのせいで、この町は・・・・・・壊れてしまったのさ・・・・・・

運転手のテント
テントにいるのに「列車が来るぞ」と呟く炭坑列車の元・運転手。同居している孫によると、運転手だった時の癖が抜けないらしい(が、このセリフを言うのは駅員の役目)。
元・運転手:もうすぐ、次の列車が来るぞ
元・運転手の孫:ジィちゃんは、その昔、炭坑列車の運転手だったの
元・運転手の孫:その時のクセが、まだ抜けないみたい

エーテル』を入手
『エーテル』を手に入れた!

黒マント情報:「1」は遊戯施設へ
北コレルでは、手の甲に「1」の入れ墨をした黒マントの格好いい若者がロープウェイへ向かったとの話。入れ墨という事は神羅ビルのジェノバとは違う?(入れ墨は、セフィロス・コピーの実験体の識別番号)
村人:「よぉ、都会の方じゃ数字のイレズミを彫るのが流行ってるのか?」、クラウド「知らない」
村人:そうか・・・ロープウェイの方に行った若僧の手の甲に大きな『1』が見えたんだ。黒マントの格好いいヤツだったぜ

ロープウェイ乗り場にて
ゴールドソーサー行きのロープウェイ乗り場へ来ても、依然様子のおかしいバレット。その口から、彼とコレルにまつわる過去が明かされていく。
エアリス:バレット、どうしたの?
バレット:すまねえな
クラウド:何があったんだ?
バレット:この辺りにオレの故郷が有った
レッドXIII:有った、とは?
バレット:今はもう無い。砂の下に埋もれちまったらしい。・・・・・・たった4年で
エアリス:だからって、どうして、さっきの人達、あんな酷い事言うの?
バレット:オレのせいだからだ。全部オレのせいなんだ。

コレル村
4年前まで近くに存在したバレットの故郷コレルは、古くからの炭坑村だったという。バレットも炭坑夫として、妻と貧しくとも、のどかに暮らしていた。
バレット:・・・・・・オレの故郷、コレルは古くからの炭坑の村だった。
バレット:ほこりっぽくて、のどかで、貧しくて・・・・・・そんなちっぽけな村だった。
バレット:「魔晄炉」という名を初めて耳にする、あの時までは・・・・・・

スカーレットとバレット
ある日、コレル村に神羅が魔晄炉建設を申し入れてきた。話を持ち込んだのは流麗な語り口で村人達を言いくるめる兵器開発部門統括のスカーレット。村の男ダインは最後まで反対していたが、親友のバレットが 説き伏せ、魔晄炉の建設が始まる。
村長:どうする? 反対してるのはダインだけだが・・・・・・
ダイン:俺は絶対反対だ。コレルの炭坑を捨てるなんて出来ない相談だからな!
ダイン:コレルの炭坑は、俺達の爺さん達、親父達が命懸けで守ってきたものだ
ダイン:俺達の時代になって捨てる事なんて出来ない!
バレット:でもよ、ダイン。今の時代、石炭なんて誰も使わない。時代には逆らえないんだ
スカーレット:そう、時代は魔晄エネルギー
スカーレット:大丈夫ですよ、ダインさん。魔晄炉完成の暁には我々神羅カンパニーが皆さんの生活を保障します
バレット:な、ダイン。オレは女房のミーナに、これ以上苦しい生活をさせたくないんだ
ダイン:そんなの俺だって同じなんだ!
ダイン:でも、それでも俺には炭坑を捨てるなんて出来ないんだよ!!
村長:ダイン・・・・・・分かってくれ
バレット:こうしてコレル魔晄炉は建設され・・・・・・完成した。
バレット:オレ達は豊かな生活を夢見ていた。しかし・・・・・・

焼き払われたコレル村
魔晄炉による豊かな生活・・・そんな人々の夢はあっさり破れた。魔晄炉で事故が起こり、責任を村の反対派に押し付けた神羅が村を焼き払った。
バレット:オレとダインが村を離れている、ほんの僅かな時間の出来事だった。
バレット:コレル村は神羅の軍によって焼き払われてしまったんだ。
バレット:大勢の村人達も・・・・・・オレ達の家族も・・・・・・みんな・・・・・・一緒に・・・・・・

バレットの責任
コレル魔晄炉の建設は村人達の合意の上で行なわれており、特にバレットが中心になって強引に進めたわけではなかったようだ。にもかかわらず、村人がバレット一人に全ての責任を被せるのは理不尽に思えるが、これは自分自身を許せない彼が甘んじて受け入れた道だと思われる。みずから憎まれ役となる事で、自身の罪を償い、村人達の憂さが少しでも晴れるようにと・・・・・・。
クラウド:神羅の軍? 一体何の為に!?
バレット:魔晄炉で爆発事故が起こったんだ
バレット:神羅はその事故の責任をコレル村のオレ達に押し付けた。反対派の仕業だと言ってな
ティファ:酷いっ!
バレット:ああ、確かにな。でもよ、オレは神羅イジョウに自分を許せなかったんだ
バレット:オレさえ魔晄炉に賛成しなければ・・・・・・
ティファ:自分を責めちゃ駄目よ。その頃は、みんな神羅の甘い言葉に踊らされていたんだから
バレット:だからよ、だからこそ オレは自分にハラが立つんだ!!
バレット:甘い言葉に乗せられた挙げ句、女房を・・・・・・ミーナを失い・・・・・・
ロープウェイ駅員:オーイ、あんたら! 『ゴールドソーサー』に行くなら早く乗っておくれ
ロープウェイ駅員:料金は、必要無いからね!!
ロープウェイ駅員「ロープウェイに乗りますか?」、クラウド「乗らない」
バレット:ダインは親友だったぜ。ガキの頃からのよう・・・・・・
ユフィ:アタシは先に乗っておくよ
ティファ:私、知らなかったわ。バレット、何も言わなかったから・・・・・・
レッドXIII:・・・・・・

その他の場面
炭坑列車の元・運転手のテントに入るクラウド
ロープウェイ乗り場に向かうクラウド
ロープウェイ乗り場に入るクラウド
ロープウェイに乗ったクラウド

動画で見てみる▼
BGM:♪裏切り者の烙印、♪炭坑の街
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